エドウィン・ダン記念館
ダンが伝道した畜産技術と志を今に。140年以上前の牧場事務所が記念館へ
エドウィン・ダンは、明治期に北海道開拓使によってアメリカから招かれた外国人指導者のひとり。北海道における畜産業の普及・発展に努め、酪農、乳製品・食肉の加工技術、大型農具を用いて農作業を行う技術などを伝えた。建物は、ダンによって真駒内に開拓史牧場が開かれた時の事務所として1880年に建てられたもの。1964年に解体予定となっていた同事務所の保存とダンの功績を後世に残すため、有志が現在地に移築し記念館とした。展示資料には、史実だけではなく、当時の開拓苦労エピソードも数多く紹介、ダンの人柄やフロンティア精神を感じることができる。