【ローカルグルメ特集】珈琲文化が息づく札幌で、とっておきの一杯を。丸美珈琲店

日常のさまざまなシーンで楽しまれるコーヒー。札幌市は、日本の中でもコーヒーの購入額が多いまちというのは、ご存じですか?


今回はスペシャルティコーヒー専門店の丸美珈琲店さんで、札幌の珈琲文化と、丸美珈琲店さんならではの、コーヒーの楽しみ方についてお話を聞いてきました。

データと流行で見る、札幌のコーヒー事情。

近年、コーヒーにかけるお金が増えているという札幌市民。2020年には一世帯あたりのコーヒー支出額が8,691円と、全国一になりました。


日本各地のコーヒーが楽しめる『Sapporo 珈琲マルシェ』をはじめとした、コーヒーのイベントも増えてきているそうです。

※2020年総務省統計局「家計調査」をもとに作成。

「イベントなどでさまざまな味に出合うことで、必然的にコーヒーの質や味わいにこだわるようになったのではないでしょうか。ルーティンとして飲むだけではなく、嗜好品として楽しむ文化が加わってきた結果かもしれません」と話す、丸美珈琲店大通公園本店の横山さん。

自家焙煎文化とコクと深みのあるコーヒーが根付いていると言われる札幌ですが、これにも変化が見えているとのこと。「最近は非常に多様なコーヒーにあふれたまちになってきたと思います。私たちが販売するスペシャルティコーヒーのような、品質にこだわるコーヒーも増えてきて、珈琲文化も変化しているように感じます」。

スペシャルティコーヒー専門店で、
お気に入りの一杯を見つけよう!

丸美珈琲店は、2006年にオープンしたスペシャルティコーヒー専門店。スペシャルティコーヒーとは、コーヒー豆の栽培からカップで提供するまで、すべてにベストを尽くした特別なコーヒーのことです。

スペシャルティコーヒーの生豆は、同じ産地でもその年の気候などによって味が大きく変わることがあります。代表の後藤栄二郎さんは、コーヒー豆の識別や焙煎技術を競う世界大会での入賞歴を持つ、コーヒーのスペシャリスト。自ら産地に足を運んで最新情報を集め、その確かな腕で買い付けを行い、高い焙煎技術で豆の持つ個性や魅力を最大限に引き出します。

フルーティーなものからこってり苦めの味わいまで、幅広く個性豊かなコーヒーが揃っているので「どれにしよう?」と注文に迷うお客さんも多いそう。そんなときは、スタッフに気軽に相談を!なんと丸美珈琲店には、各店舗に専門知識が豊富な「コーヒーマイスター」の資格を持ったスタッフがいるんです!好みや希望を伝えれば「あなたに寄り添う一杯」を提案してくれるので、詳しくなくても安心、気軽に質の高いコーヒーを味わうことができます。

札幌で好きなコーヒーを見つけて帰る。そんな旅も面白いかもしれません。

ソフトクリームにワッフルも。
楽しみはコーヒーだけじゃない!

コーヒーと一緒に味わえるスイーツなども充実の丸美珈琲店。
大通公園本店では、米粉のワッフルが人気です。定番のワッフル5種に月替わりのメニュー1種の計6種。ボリュームがあるのでお食事としてもおすすめ!
一方、中島公園店のおすすめは小麦粉のワッフル。コーヒーのアレンジドリンクもいろいろ揃っています。

丸井今井札幌本店大通館3Fのカフェは、サンドイッチなどの軽食のほか、自家製コーヒーぜんざいが人気。窓の前には大通公園が広がり、景色も一緒に楽しめます。

sitatte sapporo店限定のコーヒーソフトクリームは地元ファンも多数!2週間ごとにフレーバーが変わるのが、リピーターが多い理由のよう。
すべての銘柄のコーヒーを、エスプレッソやドリップコーヒーなどで味わえる22%MARKET店は、販売しているコーヒーの試飲も可。

ちなみにこちらの5店舗すべてで、選りすぐりの北海道産牛乳とスペシャルティコーヒーがよくマッチしたカフェラテが楽しめます。各店で使う牛乳が違うので、飲み比べができるのもポイント。ブラックのコーヒーが苦手というひとにもおすすめです。

店舗のスタイルいろいろ。ぐるぐるめぐる珈琲散歩。

丸美珈琲店は、札幌市内に6店舗。上記で紹介した5店舗のほか、丸井今井札幌本店の地下2Fにコーヒー豆販売専門店があります。大通公園近くに3店、大通と札幌駅をつなぐ地下歩行空間直結店舗が2店、歴史的建造物やお散歩スポットとして市民に親しまれる中島公園近くに1店舗と、いずれも観光ルートとして立ち寄りやすい立地です。

コーヒー片手の観光や旅の途中のカフェタイム、おみやげを探しに、各店をめぐる珈琲散歩はいかがでしょうか?

丸美珈琲店 店舗一覧

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