「だまし絵」に代表されるような、見る者の目を惑わす作品は、古今東西で制作され、多くの人々に親しまれてきました。視覚をあざむくトリックや、現実にはありえないイリュージョンの世界には、鑑賞者を「!」とさせる驚きや面白さがあり、私たちの心をとらえてやみません。 美術家たちは、人間の視覚の不確かさや、無意識のうちに抱く先入観と固定観念を逆手に取ることにより、こうした表現を生み出しました。時にユーモラスに、また時に「見るということは何か」を問いながら、多彩なしかけを作品に込めてきたのです。 本展では、様々な手法によって作られた錯覚や幻想的イメージに着目し、国内外の作家による絵画や彫刻、映像、メディア・アートなど約70点をご紹介します。不思議で楽しい作品の数々をご覧ください。 【関連事業】 『アーティスト・トーク』 木彫で本物そっくりの植物を制作し、空間の隙にさりげなく展示するインスタレーションで知られる須田悦弘氏より、作品にまつわるお話などを伺います。 日時:4月22日(土)11:00~(約60分、開場10:30) 講師:須田悦弘氏(美術家、本展出品作家) 会場:当館講堂(要観覧券) 定員:200名 ※当日9:30より、観覧券をご提示の方に整理券を配布します。 『ワークショップ 手作りスリットアニメーション(事前申込制)』 自由に切った形が動き出す⁉ トリック工作に挑戦しよう。 日時:5月20日(土)、28日(日)各回10:30~(約60分、開場10:00) 講師:フジ森(アートユニット、本展出品作家) 会場:当館2階映像室 対象:小学生以上(中学生以上は要観覧券。小学生は要保護者同伴、参加者1人につき同伴2人まで) 定員:各回10名 参加チケット:1,000円(税込)※同伴者は不要 ※参加には「参加チケット」と「観覧券」が必要です(小学生と同伴者は観覧券不要)。 ※参加チケットは道新プレイガイド、道新プレイガイドオンラインストアで2月7日(火)から販売します(先着順)。 『見どころトーク』 日時:5月13日(土)、6月3日(土)各回14:00~(約40分、開場13:30) 案内:当館学芸員 会場:当館講堂(聴講無料) 定員:200名(先着順) 『オンラインイベント 見破れる?トリック×イリュージョン!』 日時 :4月27日(木)19時~20時(終了予定) 出演者:野田 佳奈子(北海道立近代美術館 学芸員) 定員 :450名※定員になり次第、応募を締め切ります。 参加料:無料 対象 :北海道新聞デジタルの無料会員と有料会員 アーカイブ配信:有料会員のみアーカイブ配信をご覧になれます。無料会員はライブ配信のみご覧いただけます。 申込 :申し込みには北海道新聞デジタルの会員登録が必要です。 問合 :北海道新聞社デジタル推進室 011-210-5861(平日10:00~17:00) 特別講演会「見ることの不確かさと面白さ」 北海道大学大学院で知覚心理学を研究する金子准教授に、知覚心理学から見た「だまし絵」の魅力などを語っていただきます。 日時:5月27日(土)11:00~(約60分) 講師:金子 沙永氏(北海道大学大学院 文学研究院 准教授) 会場:北海道立近代美術館(要観覧券) 定員:200名 ※当日9:30より観覧券をご提示の方に整理券を配布します。 見どころトーク 日時:5月13日(土)、6月3日(土)各回14:00~(約40分、開場13:30) 案内:当館学芸員 会場:当館講堂(聴講無料) 定員:200名(先着順)
【特別展】トリック×イリュージョン!
- 開催期間
- 2023年04月22日~2023年06月11日
月曜休館
入場は16:30まで
- 開催場所
- 北海道立近代美術館
札幌市中央区北1条西17丁目
- 主催者
- 北海道新聞社、HTB北海道テレビ、北海道立近代美術館
- 料金
- 一般:1,700(1,500)円、高大生:1,000(800)円、中学生700(500)円、小学生以下(要保護者同伴)無料
※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館・芸術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)
無料になる方
小学生以下(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。
- お問合せ
- 北海道新聞社事業センター
- 電話
- 011-210-5731