札幌オリンピック編ストーリー
「札幌オリンピック」の
遺産が伝える
近代都市への歩み
ー 五輪によって新たに
デザインされたまち・札幌
ー
1972年、札幌市はアジア初の冬季オリンピック開催地となりました。その背景には、明治から昭和にかけて、スキーやスケートがウインタースポーツとして市民に定着していった歴史があります。
オリンピックの開催は、札幌のまちが変わるきっかけとなり、インフラが整備されるなど近代都市としての基盤がつくられました。また、競技施設の建設やロゴマークのデザインなどに一流のクリエイターが携わり、現在まで残されているものも少なくありません。
それらオリンピックの遺産(レガシー)をたどることで、今につながる札幌のまちの魅力が見えてくるはずです。
熱意が実を結んだオリンピック招致
アジア初の冬季オリンピックとして1972(昭和47)年2月3日~13日まで開催された「第11回冬季オリンピック札幌大会」。しかし、本当はもっと早く実現するはずでした。
1940(昭和15)年、第5回大会の札幌開催が決まっていましたが、日中戦争の激化により政府は開催権を返上。幻の冬季オリンピックとなってしまったのです。再度の招致は日本、そして札幌にとってまさに悲願でした。第10回開催は逃したものの、第11回は、IOC委員・高石真五郎が病床で札幌開催を切々と訴えた「高石アピール」が決め手となり、一次投票で過半数を獲得し、札幌に決定。招致にかける熱意が実を結びました。
札幌のウインタースポーツの歴史
札幌のウインタースポーツの歴史は、明治時代に始まります。スケートの伝来は早く、1877(明治10)年に札幌農学校(現在の北海道大学)に着任したアメリカ人教師のウィリアム・ブルックスがスケート靴を持参して学生の前で滑ったのが、日本で初めてと言われています。その後、新渡戸稲造がアメリカ留学から帰国した際に、札幌農学校にスケート靴を持ち帰ったことで市民の間で人気が高まっていきました。1926(大正15)年には「氷上フェスティバルin中島公園」というスケートと氷に感謝するイベントが行われ、市民は仮装をして夜遅くまでスケートを楽しんだそうです。
スキーは、1908(明治41)年、前年に札幌農学校から改称した東北帝国大学農科大学(現在の北海道大学)でスイス人教師ハンス・コラーが持ち込んだアルペンスキーが、学生のあいだで広まりました。
1932(昭和7)年には、初の国際規格のジャンプ競技施設「大倉シャンツェ」が開場。1930(昭和5)年に始まった「宮様スキー大会国際競技会」は、市民参加の大会として今日まで続いています。
このように、札幌には近代以降早くからスキーやスケートが一般に普及し、ウインタースポーツは馴染み深いものとしてありました。冬季オリンピックは、札幌で行なわれるべくして行なわれた、と言えるでしょう。
札幌オリンピックは
ここから
生まれた?
「パラダイス・ヒュッテ」
北海道大学スキー部の山小屋として大正15年に建築。設計者はスイス人建築家のマックス・ヒンデル。
昭和3年に秩父宮さまが同ヒュッテに滞在された際、北海道大学スキー部の面々を前に「将来日本で冬のオリンピックを開催するとなれば、雪質が良く、大学都市である札幌がいちばん適当であると思う」(秩父宮さま)として、冬季オリンピック招致の将来構想を語られたエピソードが残っています。
オリンピックで進んだ
札幌のまちづくり
オリンピックは、札幌のまちづくりにも大きな影響を与えました。1967(昭和42)年にまちを近代都市へ大改造する構想が立ち上がり、インフラなど都市環境整備の契機となったのです。会場を結ぶ道路として五輪通や札幌新道などが造成され、交通をスムーズにするための橋梁も架設されました。
開催直前の1971(昭和46)年には、北海道初の高速自動車道「道央自動車道(千歳~北広島)」と「札樽自動車道(札幌~小樽)」が開通。そして地下鉄南北線(北24 条~真駒内)の開通と同時に、冬でも快適に歩ける地下街が誕生します。地下空間の発展は、市民の冬の暮らし方やファッションを変えていきました。
競技場や関連施設、エンブレムなどのデザインには、日本を代表する建築家やデザイナーが関わりました。プレスセンター(現北海道青少年会館)は黒川紀章、旧真駒内スピードスケート競技場(現真駒内公園屋外競技場)は前川國男の設計です。聖火台のデザインは柳宗理が手がけました。そして、雪の結晶が印象的な大会エンブレムは永井一正によるもので、施設の外壁にも掲げられました。大会公式ポスターは、1964年東京オリンピックのエンブレムで知られる亀倉雄策などが制作。その前の招致ポスターは岩見沢市出身のデザイナー・栗谷川健一が制作しました。これらクリエイターの表現によって札幌のまちが世界へ発信され、市民は熱気とともに国際都市・札幌への変貌を実感しました。そしてオリンピック開催を機に、札幌はアジアのウインタースポーツ競技の拠点となっていったのです。
身近にあるオリンピックのレガシー
札幌市内に残されたオリンピック施設は、今も市民に親しまれています。先に挙げた建築家の作品や聖火台のほか、旧オリンピック村は五輪団地として、美香保と月寒の屋内スケート競技場はスケートリンクを持つ体育館として利用されています。そして、大倉シャンツェを改修した大倉山ジャンプ競技場では、スキージャンプ競技の主要な国際・国内大会が開催されています。場内には「札幌オリンピックミュージアム」が併設され、ウインタースポーツや札幌オリンピックについても知ることができます。
主会場だった真駒内の通りや公園には、本郷新、佐藤忠良など著名な美術家の彫刻作品が、まちに溶け込むようにたたずんでいます。最近では、札幌オリンピックのテーマソング「虹と雪のバラード」が一部地下鉄駅の“駅メロ”として使われ始めました。
このように、札幌オリンピックのレガシーは身近なところにあるので、実際に巡ってみるのがおすすめです。きっと、札幌のウインタースポーツの歴史とともに、まちに新たな文化を作り出したオリンピックの記憶を感じることができるでしょう。
都心部にも残る
オリンピックのレガシー
大通公園周辺にも札幌オリンピックの名残が見られます。札幌オリンピックでは、大通公園の雪まつり会場で集火式が実施され、聖火は大通公園をパレードした後、札幌市役所の前の聖火台へ点火されました。2022年2月3日には札幌オリンピック50周年を記念して、大通公園にモニュメントが設置されました。
2つのジャンプ台と
札幌オリンピック
ミュージアム
宮の森地区には、1972年冬季オリンピック大会でスキージャンプ競技が行われ、多くの物語を生んだ宮の森ジャンプ競技場、大倉山ジャンプ競技場の2つのジャンプ台と札幌オリンピックやウインタースポーツの歴史を伝え、ウインタースポーツの魅力が体験できる札幌オリンピックミュージアムがあります。
札幌を代表する観光施設として毎年多くの人々が訪れています。
大倉山ジャンプ競技場
大倉男爵が資金を提供して、1931(昭和6)年に完成しました。これまでに6回の改修工事が行われています。1972年冬季オリンピック大会では、スキージャンプ90m級(現在のラージヒル)で使用され、現在も国内外の夏・冬のスキージャンプ競技が多数行われます。地上307mの場所にある大倉山展望台からは、正面に伸びる大通公園をはじめ、札幌市街から広がる絶景のパノラマを一望できます。
- 札幌市中央区宮の森1274
- あり
-
・4月29日~10月31日 8:30~18:00
・7月1日~9月30日 8:30~21:00
・11月1日~4月28日 9:00~17:00 - リフト料金 大人1000円、小学生以下500円
- 地下鉄東西線「円山公園」駅下車し、円山バスターミナルから路線バス「くらまる号」に乗車し約15分、「大倉山ジャンプ競技場」到着 ※バスの運行詳細はJR北海道バスHPをご確認ください
宮の森ジャンプ競技場
スキージャンプ70m級(現在のノーマルヒル)の会場となり、大倉山の競技場と同様、現在も様々な競技大会に使用されています。この競技場を舞台に、日本の笠谷幸生(金)、金野昭次(銀)、青地清二(銅)が表彰台を独占した快挙は、1972年冬季オリンピック大会のハイライトでした。
- 札幌市中央区宮の森1条18丁目
- あり
-
地下鉄東西線「円山公園」からJR北海道バス(西14)で「宮の森シャンツェ前」下車、徒歩10分
※通常は一般開放しておらず、大会開催時のみ見学可能です
市民の手でオリンピックを盛り上げた
「YOKOSO」運動
札幌オリンピックでは、日本語の美しさとともに、あらゆる国の人が親しみを感じ、簡潔で心のこもった標語として「YOKOSO」が採用されました。5万6千枚の「YOKOSO」ステッカーが作成され、狸小路など商店街やデパートなど街のいたるところに掲示されたほか、多くの市民がバッジやワッペンをつけて、世界各地から来訪する選手や観光客を歓迎しました。 また、市民が簡単な英会話をできるよう、英会話集を作成し市民配布、ボランティア通訳には約2,000人が登録し街頭や各競技場などで活躍しました。
札幌オリンピック
ミュージアム
札幌オリンピックミュージアムは、冬季オリンピック開催都市としての栄誉と功績を次世代に継承するため、観光客だけでなく市民にも親しまれ、オリンピックの歴史や理念等の学びや、冬季スポーツへの参加、学習機会を提供するとともに、冬季スポーツへの興味と知識を深め、その普及と発展に寄与するために開設されました。館内には、選手の視点でオリンピック競技を体感できるシミュレーターが6種類あり、氷雪の世界独特のスピード感や飛翔感を楽しめます。アスリートたちの世界を楽しく知り、学ぶことができるミュージアムです。
- 札幌市中央区宮の森1274
- 大人600円、中学生以下は無料
-
・5月~10月 9:00~18:00
・ 11月~翌4月 9:30~17:00
入館は営業終了の30分前まで -
地下鉄東西線「円山公園」駅下車し、円山バスターミナルから路線バス「くらまる号」に乗車し約15分、「大倉山ジャンプ競技場」到着
※バスの運行詳細はJR北海道バスHPをご確認ください
オリンピックゲームス
1924年から始まった冬季オリンピックの歴史を、歴代のメダルデザインやトピックスともに紹介しています。
時代とともに進化する競技用具も合わせて展示。冬季オリンピック競技90年を超える歴史を一度に振り返る醍醐味を味わうことができます。
札幌オリンピックレガシー
1972年の札幌オリンピックの軌跡を辿ります。アジア初の冬季オリンピックが開催された道のりや、大会11日間のハイライトを、日本で初めて建設された西洋式山小屋「パラダイス・ヒュッテ」内部を再現した部屋で写真とともに振り返ることができます。
スキージャンプ大倉山
スキージャンプ選手の視点を体感できるシミュレーター。迫力ある大型映像スクリーンの前に立ってラージヒルジャンプの疑似体験ができます。実際にジャンプの踏み切りから飛行姿勢、着地の動作をやってみよう!飛距離や得点も表示されます。(*小学生以上対象)
大倉山ジャンプ競技場
日本のジャンプ界を支えてきた大倉山ジャンプ競技場。これまでの歴史や魅力を紹介しています。
真駒内周辺の
オリンピックの遺産
真駒内地区には、開会式の会場となった旧真駒内スピードスケート競技場(現:真駒内公園屋外競技場)をはじめ、オリンピック村として利用された現在の五輪団地などの関連施設、また、オリンピックを記念して建てられた札幌ゆかりの彫刻家らの手による野外彫刻群も残されています。オリンピックの遺産(レガシー)を探しながらまち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
真駒内公園屋外競技場
スピードスケート競技及び開会式の会場として使われました。聖火台が今も残されています。現在は、冬季はスケート場、夏季は各種スポーツ大会やイベントなどの会場として利用されています。競技場のある真駒内公園は春には桜、秋には紅葉の名所としても知られ、多くの市民が散策に訪れます。
- 札幌市南区真駒内公園3-1
- あり
- 地下鉄南北線「真駒内」下車、徒歩30分/地下鉄南北線「真駒内」から、じょうてつバス(南90・南95・南96・南97・南98・環96)で「真駒内競技場前」下車、徒歩2分
真駒内公園屋内競技場
アイスホッケー競技・フィギュアスケート競技及び閉会式に使用されました。多雪地域としては国内初となる大ドーム建築。現在は全国規模や国際規模の競技大会や各種イベントのほか、アイスショー、コンサート会場などにも使用されています。スケートリンクではスケート靴のレンタルも行われており、気軽にスケートを楽しむことができます。
- 札幌市南区真駒内公園1-1
- あり
- 地下鉄南北線「真駒内」下車、徒歩25分/地下鉄南北線「真駒内」から、じょうてつバス(南90・南95・南96・南97・南98・環96)で「上町1丁目」下車、徒歩5分
真駒内の彫刻群
大会の中心となった真駒内地区には、真駒内公園を中心に、五輪のシンボルとして建てられた本郷新作「雪華の像」、五輪大橋両端の「花束」(本郷新)「飛翔」(山内壮夫)など、札幌ゆかりの彫刻家らの手による野外彫刻群が残されています。
エドウィン・ダン記念館
開拓使が招いたエドウィン・ダンの指導のもと明治9年に創設された開拓使真駒内牧牛場は、開拓使の廃止後、農商務省の所管となり、1886(明治19)年には真駒内種畜場と改称、1946(昭和21)年、米軍に接収されるまでの70年間、北海道の酪農畜産は、この地を中心に発展しました。建物は現在、真駒内公園南にあるエドウィン・ダン記念公園内で一般に公開され、ダンの業績をしのぶ展示を通して、大会の中心となった真駒内地区のルーツに触れることが出来ます。
- 札幌市南区真駒内泉町1丁目6-1
-
地下鉄南北線「真駒内」下車、
徒歩5分
ストーリーに関連する文化財
文化財の名称 | 指定等の状況 | 所在地 |
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旧大倉シャンツェ (現:大倉山ジャンプ 競技場) |
さっぽろ・ふるさと文化 百選 |
札幌市中央区宮の森1274 |
スキー・スケートの伝来 (札幌オリンピック ミュージアム収蔵品) |
さっぽろ・ふるさと文化 百選 |
札幌市中央区宮の森1274 札幌オリンピックミュージアム内 |
ヘルベチア ヒュッテ |
さっぽろ・ふるさと文化 百選 |
南区定山渓 |
パラダイス・ ヒュッテ |
指定なし | 手稲区手稲金山 |
空沼小屋 | 国登録有形文化財 | 南区空沼岳 |
宮の森ジャンプ 競技場 |
指定なし | 中央区宮の森1条18丁目 |
聖火台 | 指定なし |
南区真駒内/手稲山/ 札幌市役所本庁舎 |
旧真駒内スピードスケート競技場(現:真駒内公園 屋外競技場) |
指定なし | 南区真駒内公園 |
旧真駒内屋内スケート競技場(現:真駒内公園屋内 競技場) |
指定なし | 南区真駒内公園 |
旧オリンピック村 (現:五輪団地) |
指定なし | 南区真駒内緑町 |
五輪大橋 | 指定なし | 南区川沿2条1丁目 |
真駒内の彫刻群 | 指定なし | 真駒内 |
手稲山 | 指定なし | 手稲区 |
札幌市営地下鉄南北線 (北24条~真駒内) |
指定なし | 北区北24条~ 南区真駒内 |
さっぽろ地下街 | 指定なし | 中央区大通 |
旧美香保屋内スケート競技場(現:美香保体育館) | 指定なし | 東区北22条 東5丁目 |
旧月寒屋内スケート競技場 (現:月寒体育館) |
指定なし | 豊平区月寒東 1条8丁目 |
旧手稲山回転・大回転競技場(現:SAPPORO TEINE) | 指定なし | 手稲区手稲金山 |
エドウィン・ ダン記念館 |
国登録有形 文化財 |
南区真駒内泉町1丁目6 |
※上記一覧には、公開されていないものもあります。
ストーリーに関連する文化財を
めぐってみよう!
-
1
聖火台(手稲山)
スキー大回転、回転、ボブスレー、リュージュ、の4つの競技が行われた手稲山の中腹に残る、札幌オリンピックの遺産のひとつです。
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2
パラダイス・ヒュッテ
大会11日間のハイライトなどを写真と共に振り返ることができる、日本初の西洋式山小屋を復元したヒュッテ(山小屋)。
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3
SAPPORO TEINE
ハイランドゾーンは大回転など技術系4種目、オリンピアゾーンはボブスレーやリュージュのソリ系5種目の会場として利用されました。
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4
手稲山
オリンピックではスキー大回転、回転、ボブスレー、リュージュの会場となりました。国内初の本格的スキー小屋である「パラダイスヒュッテ」が建築されたことでも有名です。
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5
札幌市営地下鉄
(北24条~真駒内)オリンピックのために急ピッチで作られた都市基盤のひとつで、平岸~真駒内間は地上シェルター式。全国でもオンリーワンの地下鉄です。
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6
美香保体育館
フィギュアスケート会場として新設された美香保体育館。現在、夏季は体育館、冬季はスケートリンクとして使用されています。
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7
聖火台(札幌市役所前)
札幌市役所をバックに、市役所庭園を挟んで設置されている聖火台。2021東京パラリンピックでも、種火が採火されました。
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★
オリンピック・シンボル
(大通公園西11丁目)札幌オリンピックから50年を迎える記念に、大通公園西11丁目広場に設置されたモニュメントです。幅5.5m、高さ3m。
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8
さっぽろ地下街
都市機能が高まり、積雪寒冷地札幌のまちづくりが大きく飛躍する原動力になった地下街は、今も市民にとって欠くことのできない大切な存在です。
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9
大倉山ジャンプ競技場
1932年に開場した大倉山シャンツェを改修し、名称も変更。現在も国際大会で使用されているほか、市内を一望できる観光地としても人気。
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スキースケートの伝来
(札幌オリンピックミュージアム
収蔵品)札幌農学校(現北海道大学)の講師が持ち込み、広まったスケートとスキーの歴史を、写真や実物資料から知る事ができます。
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10
宮の森ジャンプ競技場
大倉山ジャンプ競技場と共に新設された、ノーマルヒルの競技場。札幌市長杯サマージャンプ大会などが開催されています。
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11
月寒体育館
アイスホッケー会場になった、月寒体育館。一年を通じ、多くの国際大会・国内大会が行われています。
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12
真駒内公園屋内競技場
アイスホッケー、フィギュアスケート競技及び閉会式に使用。屋内スケート競技場として、当時は日本最大規模でした。
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13
五輪大橋
会場となった真駒内公園の近くを流れる、豊平川に架かる大きな橋です。札幌オリンピック開催に際し、北の沢大橋が五輪大橋と改称されました。
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真駒内の彫刻群
地下鉄真駒内駅~真駒内公園周辺に設置された、札幌ゆかりの彫刻家が制作した彫刻の作品群。彫刻巡りは、程好い散策コースです。
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14
真駒内公園屋外競技場
開会式や、スピードスケートの競技が開催されたスタジアム。各種陸上競技大会のほか、最近は札幌マラソンのゴールとなっています。
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聖火台(真駒内公園屋外競技場)
世界的なインダストリアルデザイナー、柳宗理がデザインを手がけた聖火台。大会期間の11日間に渡り、シンボルとして燃え続けました。
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15
五輪団地
選手村として使われた団地です。全21の住棟番号横にはオリンピックのロゴマークが配され、選手村の名残りを見る事ができます。
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16
エドウィン・ダン記念館
ダンは北海道開拓使に招かれた外国人指導者の一人。記念館の中には、昭和47年頃からの真駒内の写真が多数展示されています。
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17
ヘルベチアヒュッテ
1927年、スイス出身の建築家ヒンデルや北大講師アーノルド・グブラーにより建設。北大に寄贈され、今も学生達が利用しています。
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18
空沼小屋
1928年、秩父宮様の発意により、スイス人建築家ヒンデルが設計しました。スイスの良質な山小屋を思わせる内装です。
文化財周辺の
おすすめ観光スポットを紹介!
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さっぽろ羊ヶ丘展望台
札幌オリンピックの際にオーストリアのスキー産業PRと、オーストリアと札幌市民との交流を目的とする場として建設され、大会終了後に移設された、山小屋風のオーストリア館があります。シンボルのクラーク像は絶好のフォトスポット。
札幌市豊平区羊ケ丘1
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本郷新記念札幌彫刻美術館
中央区宮の森の閑静な住宅街のなかにある小さな美術館。戦後日本を代表する札幌生まれの彫刻家・本郷新の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵。
札幌市中央区宮の森4条12丁目1-41
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ヌーベルプース大倉山
仏語で「新芽」を意味するヌーベルプース。シェフはフレンチの技法や伝統に和食の文化を加えた、新しい料理の『芽吹き』にチャレンジしている。
札幌市中央区宮の森1274 札幌オリンピックミュージアム アネックス2F
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サッポロ珈琲館 時計台ガーデンテラス店
時計台のすぐ隣。喧騒を打ち消す鐘の音と、落ち着いた空気は、まさに『都心の中のオアシス』です。夏はテラス席がおすすめ!
札幌市中央区北1条西2丁目 札幌時計台ビル B1F
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国営滝野すずらん丘陵公園 / 滝野スノーワールド
敷地面積400haの北海道唯一の国営公園。春~秋は花畑、大型遊具、滝めぐりを目的に、冬は雪遊びスポットとして多くの人が訪れます。
札幌市中央区南1条西12丁目4-182
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- 発行
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札幌市歴史文化のまちづくり推進協議会
(事務局:札幌市市民文化局文化部文化財課) - 札幌市中央区北1条西2丁目札幌時計台ビル10階
- 電話 011-211-2312
- 令和4年8月