春の札幌観光でしたいこと総まとめ
札幌市内と近郊でできる春の楽しみ方をご紹介
「春の札幌観光、何がおすすめ?」という声にお応えして、札幌市内・近郊の春の楽しみ方をご紹介します。雪解けとともに一斉に開花する桜や梅などの花々や、梅雨のない爽やかな空の下で楽しむ名物イベント、きらびやかな神輿渡御や屋台が立ち並ぶお祭りなど、どれも札幌市民が心待ちにしているものばかり。もちろん春の旬を味わうこともお忘れなく。春の札幌ならではのスポーツもご紹介します。あなたが試してみたいのはどれですか?
春の心構え
4月の札幌は平均気温が7.1度ほど。まだまだ肌寒く感じる日も多いですが、春を感じさせる日差しに札幌っ子の気分は浮き立ちます。市街地では道路の雪解けも進み、自転車に乗り始める人もチラホラ。5月以降は徐々に気温が上昇。本州と違って梅雨がないため、爽やかな天気の日が続きます。とは言え、朝晩は10度前後まで冷え込むのでご注意を。薄手のカーディガンや首元を温めるストールがあると便利ですよ。

春の訪れを知らせる公園の花々。春紅葉もおすすめ

待ちわびた春の訪れを知らせてくれるのが、雪解けとともに地面から顔を出す福寿草やクロッカスなどの花々。外へ出て、そこかしこに春を発見するのが札幌市民の楽しみです。公園の花壇が色鮮やかな花で彩られるのは、4月下旬頃から。街中の大通公園はもちろん、さまざまな工夫を凝らした花壇や庭園が人気の百合が原公園、チューリップが丘陵一面に咲き誇る滝野すずらん丘陵公園など、たくさんの人で賑わいます。大通公園に登場するとうきびワゴンで、春を実感する札幌っ子も。また、市内中心部から車で40分ほどのところにある定山渓温泉では、木々の新芽が持つ淡い色合いと常緑樹の深緑が織りなす「春紅葉」も人気です。短い新緑時期だけ楽しめる景色をお見逃しなく。
- 花園を周遊列車が走る憩いの公園「百合が原公園」
- 滝も渓流も、森も花も、遊びも、巨大な園内は春夏秋冬いつも楽しい「滝野すずらん丘陵公園」
- 散歩にランチと札幌市民が憩う公園「大通公園」
- 人々を魅了しつづける“札幌の奥座敷”「定山渓温泉」

公園散策をより楽しくする噴水は、4月下旬から通水!

山菜、アスパラ、ウニ!春の旬を味わおう

春の味覚と言えば、フキや筍などの山菜。冬を越した身体に山菜の苦味が良く働くと言われており、日本の食文化に根ざした食材です。天ぷらやおひたしなどにしていただきます。5月頃から出回る露地栽培のアスパラガスも、札幌っ子の楽しみ。ふっくらとやわらかな食感は、採れたてのアスパラガスならでは。飲食店で目にしたら、ぜひ注文してみてください。6月になると、札幌から車で2時間ほどのところに位置する積丹でウニ漁が解禁。心待ちにしていた札幌市民が、新鮮な塩水ウニのプリッとした食感と濃厚な甘さを楽しみにドライブへ出かけます。「積丹ブルー」と呼ばれる透き通った海の眺めとともにどうぞ。
- 鮮度抜群の道産品を手に入れるなら「札幌市中央卸売市場 場外市場」
- 売り手の威勢のいい声が響く、100年以上の歴史ある市場「二条市場」

春の札幌観光と言えば桜!4月末〜5月下旬頃まで楽しめます

本州の桜は4月半ばになるとだいたい散ってしまいますが、札幌はゴールデンウィーク前後から桜の見頃を迎えます。主流は、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、八重桜。それぞれ開花時期が異なるので、場所によっては5月下旬まで楽しめます。本州と違って、梅と桜がほぼ同時に開花するところも魅力です。札幌有数の花見スポットと言えば、観光名所でもある北海道神宮。ゴールデンウィーク中は屋台も並び、お祭り気分で花見を楽しめます。子どもと一緒に行くなら、遊具が充実したモエレ沼公園のサクラの森もおすすめ。札幌で最大級の梅林がある平岡公園は、開花期間限定で梅ソフトクリームなど梅にちなんだ商品を販売します。街なかの中島公園や北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)で、テイクアウトしたコーヒーやサンドイッチとともに花見を楽しむのも、札幌っ子の日常です。
- 北海道の開拓と発展、人々の幸せを明治の幕開けから見守る守護神「北海道神宮」
- イサム・ノグチが作った大地の彫刻「モエレ沼公園」
- 文化施設や歴史的建造物が点在、四季を身近に感じる街なかの公園「中島公園」
- 札幌に春を告げる紅白の梅林。広大な園内では気軽に自然観察も「平岡公園」
- 外壁の赤い星が開拓使のシンボル「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」

札幌の爽やかな空の下で名物イベントを満喫

4月中旬から約一カ月間開催される「定山渓温泉 渓流鯉のぼり(※)」は、ドライブがてらに札幌市民が訪れる定山渓温泉の名物イベントです。ゴールデンウィークに入ると、札幌市内ではたくさんの屋外イベントが開催されます。観光名所のひとつ、さっぽろ羊ヶ丘展望台の春まつりは、羊の毛刈りショーが人気です。5月中旬に大通公園で開催されるさっぽろライラックまつりは、札幌市民に屋外で飲食や散策を楽しめる季節の始まりを知らせてくれるイベント。6月になると、迫力の演舞を楽しめるYOSAKOIソーラン祭り、札幌市北3条広場(アカプラ)に花びらが敷き詰められるフラワーカーペットなど、毎週末のように屋外イベントが開催。公園や広場は多くの人で賑わいます。
※鯉のぼり:色とりどりの鯉の形を模したのぼり旗。江戸時代の中頃より、現在の5月5日にあたる「端午の節句」に子どもの健やかな成長を願って鯉のぼりが掲げられるようになった。
- 人々を魅了しつづける“札幌の奥座敷”「定山渓温泉」
- 観光客のためにつくられた観光名所「さっぽろ羊ヶ丘展望台」
- 市民も待ち望む、札幌の初夏を告げるイベント「さっぽろライラックまつり」
- 迫力の演舞を間近で観覧、飛び入りで踊りに参加もできる「YOSAKOIソーラン祭り」

きらびやかな神輿渡御や屋台。札幌市民が心待ちにする伝統行事

5月14日、15日に開催される三吉神社例大祭は、札幌で一番早い夏祭り。三吉神社(南1条西8丁目)は、「さんきちさん」という愛称で親しまれる小さな神社で、境内ではライブなども開催され、仕事帰りの人たちで賑わいます。6月14日~16日には、100年以上の歴史を誇る北海道神宮例祭(札幌まつり)が開催。最終日は、市内を練り歩く神輿と山車を一目見ようと、沿道に札幌市民が集まります。北海道神宮では屋台の出店や伝統的な奉納行事を実施。中島公園にも屋台が立ち並び、広場ではお化け屋敷やオートバイサーカスを楽しめます。こちらもぜひお立ち寄りを。
- 毎年6月14日~16日に開催、煌びやかな神輿渡御や祭りの屋台で賑やかに「北海道神宮例祭(札幌まつり)」
- 北海道の開拓と発展、人々の幸せを明治の幕開けから見守る守護神「北海道神宮」
- 文化施設や歴史的建造物が点在、四季を身近に感じる街なかの公園「中島公園」

春の札幌のおすすめスポーツは、春スキー、ラフティング、サイクリング!

市内中心部から車で40~60分のところに位置するサッポロテイネや札幌国際スキー場は、例年5月上旬まで営業。暖かい日差しの下、薄着でスキーを楽しめます。また、豊平川の渓谷美を楽しめる定山渓のラフティングも、雪解けによって水量が増える春は迫力満点。市内中心部発着のツアーもあるので、気軽に参加できます。4月中旬からはサイクリングシーズンが到来。札幌市内を巡るコースを紹介した自転車特集はもちろん、より長距離に挑戦するなら北海道内のおすすめロングライドコースを紹介した「HOKKAIDO CYCLE TOURISM」(外部サイト)もご参考にどうぞ。
第60回さっぽろライラックまつり
札幌日帰りバスツアー
北海道神宮例祭(札幌まつり)
二条市場
春の札幌観光のおすすめは?