春の札幌を旅するなら、おすすめしたい季節のグルメ情報
長い冬の終わりを告げる北海道の春の食
北海道の春は、山や畑では山菜やアスパラガス、海では流氷が去った「海明け」に水揚げされる魚介が味わえる季節。本州より遅い春を迎えて5月上旬に桜が咲くと、花見をしながらジンギスカンを味わうのも北海道ならではのスタイルです。長い冬の終わりを告げる春の食を味わって。

北海道民が待ちわびる春のグルメといえば
芽吹いたばかりの山菜とアスパラガス!

長い冬を過ごして春を待ちわびた北海道民が、春が訪れた喜びとともに噛みしめる味覚といえば、山菜とアスパラガス。ギョウジャニンニクやフキノトウ、ウド、フキ、ワラビなど、芽吹いたばかりの山菜は、やわらかでほろ苦い素朴な味わいが魅力です。山に囲まれた札幌では、春になると直売所や八百屋の店先に並ぶのはもちろん、山菜を探しに山に分け入る人を見かけることもしばしば。温泉宿や居酒屋、蕎麦屋では、旬の山菜を使った天ぷらや煮付けなどの期間限定メニューに出合えることも。ニンニクのような強い香りがあとをひくギョウジャニンニクは、別名アイヌネギとも呼ばれる北海道ならではの山菜。定番の醤油漬は、ごはんのお供として家庭でも親しまれています。
また、北海道の春を代表する野菜といえば「アスパラガス」。切り口から水がしたたるほど瑞々しいアスパラガスは鮮度が命。とれたてを味わえる春先にレストランでアスパラメニューを見かけたら、迷わず注文して旬の時期ならではの香りと甘みを味わって。


流氷が去ったあとに漁が始まる
「海明け」のオホーツク産毛ガニ

3つの海に囲まれ、毛ガニが通年食べられる北海道。特におすすめなのは、オホーツク産の春毛ガニ。オホーツク海の毛ガニ漁は、流氷が去った「海明け」の3月から始まります。流氷とともに流れてきた豊富なプランクトンを食べて育った春の毛ガニは、身が太りひときわおいしさが増す旬の食材。春にオホーツク産の毛ガニを見つけたら、流氷に思いを馳せながらじっくり味わってみてくださいね。


これが北海道流の春グルメ
ジンギスカンでお花見

北海道の春は本州より1カ月以上遅く訪れます。例年、札幌の桜が開花するのは5月上旬。まだ肌寒さを感じる季節ですが、桜を眺めながら野外でジンギスカンを食べるのが北海道流のお花見スタイル。円山公園では、春の花見期間だけ一部エリアで火気使用が解禁になり、北海道大学構内では学生たちがジンギスカンパーティー(通称ジンパ)を楽しみます。気軽にお花見ジンギスカンを味わうなら、札幌市内の農業専門学校「八紘学園」の敷地内にある「ツキサップじんぎすかんクラブ」がおすすめ。松尾ジンギスカン札幌北19条店では、食材とレンタルした道具を現地で受け渡しできる「デリバリージンギスカン」プラン(10名以上の利用)を用意しており、道具を持っていなくても気軽に花見ジンギスカンが楽しめます。

春の食カレンダー

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