エンジョイ、クラフトビール!おすすめは札幌ビール観光

クラフトビールの魅力をご紹介。今日はどのクラフトビールを飲みますか?

近年日本で人気が高まっているのが、小規模な醸造所でつくられる個性的なクラフトビール(※1)。ホップの苦みや香り、スパイスや果実の風味など、さまざまな味わいを楽しめるところが魅力です。札幌市内にも醸造所を併設したブルーパブ(※2)や、国内外のクラフトビールを紹介する店が増え、札幌ビール観光の楽しみ方がさらに広がっています。つくり手と会話したり、テイスティングセットで飲み比べたり…。今日はどのクラフトビールを飲みますか?

※1 クラフトビール(Craft Beer):小規模な醸造所で職人によってつくられるビールを「手工芸品(craft)」になぞらえた呼び名。主原料の配合具合で苦味や香りを変えたり、副原料にスパイスや果実を使うなど、さまざまな味わいを楽しめるのが魅力。
※2 ブルーパブ(Brew Pub):店内にビールの醸造設備を持つ飲食店のこと。


札幌ビール観光に欠かせないビール豆知識。今日はどれ飲む?

とりあえずこれだけは押さえておきたい、ビールのスタイル。

Pilsner
ピルスナー

低温で熟成させながら発酵させた、すっきりした味わいの飲み飽きしない人気者。 世界の主流になっているスタイル。

India Pale AleI
IPA

ホップの量が多く、苦みや香りが強いのが特徴。現在のクラフトビール人気の火付け役。

Weizen
ヴァイツェン

ドイツ語で「小麦」を意味し、小麦麦芽を使ったビール。苦みが弱いので口当たりが柔らかく、ほんのり甘いマイルドな味わい。

メニューに表示されている「IBU」「ABV」って何?


International Bitterness Units

「International Bitterness Units」の略で、国際苦味単位のこと。普段飲み慣れているピルスナーだと、数値は大体20前後。数が大きいほど苦味が強い。

Alcohol by volume

「Alcohol by volume」アルコール度数のこと。


つくり手と会話しながらクラフトビールを楽しもう

二条市場近くにおすすめがあります。2014年にオープンした月と太陽BREWINGは、店内にビールの醸造設備を持つブルーパブ。 北海道産ホップ100%のビールや、旬の果物を使用したビールなど次々に味わいが異なるオリジナルビールを醸造し、お客さんを楽しませています。


つくり手と会話しながらクラフトビールを楽しもう

クラフトビールとシードルの専門店Kalahana(カラハナ)は、国内外のクラフトビールとシードル合わせて約8種類を樽生で提供。豚肉のビール煮込み(ガーリックライス付)はビールが進むと評判。Beer Cellar Sapporo(ビアセラーサッポロ)は、アメリカオレゴン州から直輸入しているビールをはじめ日本のクラフトビールなど200種類を揃えるクラフトビール専門店。常時約10種類を樽生で提供しており、120mlで4グラス選べるテイスティングセットが人気です。クラフトビールとモルトウイスキーの専門店Maltheads(モルトヘッズ)は、メニューに並ぶ100種類のボトルビールが圧巻。きっとお気に入りの一杯を見つけられるはず。豊富に揃えた北海道のクラフトビールもぜひお試しを。

interview

クラフトビールを楽しむ札幌観光。

Maltheads(モルトヘッズ)店主
札幌クラフトビアフォレスト実行委員
坂巻紀久雄さん


飲んでから見る?見てから飲む?札幌の歴史と深く関わるクラフトビール

1872年に北海道岩内町で野生ホップが発見されたことをきっかけに、1876年に開拓使が「開拓使麦酒醸造所」を開業し、日本におけるラガービールの発祥地となった札幌。日本で唯一のビール専門博物館「サッポロビール博物館」では、ビールの製造方法や札幌におけるビールの歴史を紹介。見学後は、サッポロファクトリー内の醸造所で今もつくり続けている、創業時の味を再現した「開拓史麦酒」をぜひお試しあれ。サッポロファクトリー1階のビヤケラー札幌開拓使なら、3種類ある開拓使麦酒のテイスティングセットもあり。札幌の歴史と縁の深いクラフトビールを、どうぞお楽しみください。


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